in the heart
母親の趣味が園芸と生け花なので、よく家で花を育てていて、幼い頃から家はいつも色々な花が飾ってあった。母親の影響で、私も生け花の知識を学んできた。花は私にとって、台湾での生活の記憶だけではなく、昔母親と楽しく過ごした日々の象徴だった。
201年に日本に留学し、思いがけないことに、新型コロナウィルス感染拡大のため帰郷することができなくなって、仕事を探すことも難しくなってきた。長い時間家で過ごしたので、また花を生け、撮り始めた。
最初は家で花を撮っていたが、植物と様々な小道具を使って新たな創造のため、スダジオで撮影している。たくさん撮れば撮るほど、自分が選んだ花は幼い頃母親と一緒に花を植えたり、生け花をしたりしたときに使っていた花と同じだということを意識した。その瞬間、私は花を撮っていることより、心の中に隠しても忘れなかった母と一緒に暮らした楽しい時間の記憶を撮っていることを感じた。それから独自の感性で花の可能性を見つけ、未来に迷いと孤独感を感じさせつつ、故郷や母親の懐かしい思い出を写真で伝えることを考え始めた。そして、写真を組み合わせることを通じて、複雑な気持ちを集中させ、巨大な感情を撮影で表現する。
新型コロナウィルスの影響で色々な悪いことも起こったが、私にとって、この時期は花に関する作を品通して、自分との対話や、心の中残っている記憶を思い出せるような旅なのかもしれない。